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虫歯治療

まず「歯医者さんへ行く」というフレーズを聞くと、ほとんどの人が「虫歯の治療?」と思うのではないでしょうか。
歯医者さんへ初めてや久しぶりに来院された時、まずはしっかりとお口の中をチェックさせていただき、虫歯の有無を確認いたします。

虫歯の原因

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虫歯は口腔内に存在する細菌から産生された酸によって歯が溶かされてしまう疾患です。食事の後の清掃が不十分であった場合、口腔内にはプラークという細菌の固まりが形成されます。そのプラークには細菌が600種類いると言われていますが、虫歯の原因となる細菌はミュータンス菌という細菌の1種類だけです。
しかし形成されてしまったプラークを歯磨きなどでうまく除去できなかった場合、ミュータンス菌は酸を産生し歯を溶かしてしまいます。これが毎日の歯磨きが虫歯予防で大切という理由です。

その他にも虫歯は、以下の3つの要素が原因であると言われています。

歯質

1.歯質

歯質(歯の強さ)は遺伝的なものを含めて人それぞれ違います。虫歯になりやすい柔らかい歯質の人もいます。適正なフッ素濃度の歯磨き粉などを使うことにより歯質を強化することが可能です。

また、歯科医院での定期的な高濃度フッ素の塗布も非常に有効です。特にお子様の歯の生え変わりの時期はフッ素の吸収率が高いので歯科医院でフッ素塗布をおすすめします。

細菌

2.細菌

虫歯の原因は細菌なので、細菌の数が多いと虫歯になりやすくなります。残念ながらミュータンス菌を0にすることは難しいのですが、毎日の歯磨きでプラークをしっかりと除去することができれば虫歯になりにくくなると言えます。

歯の中に小さい虫歯ができると、そこには歯ブラシの毛先が当たりません。そのまま放っておくと細菌の温床になってしまい虫歯は大きくなっていきます。なので虫歯治療は早期発見、早期治療が大切になります。

糖分

3.糖分

ミュータンス菌が最も好んで酸を生産するエサは糖分、その中でもスクロース(ショ糖)、俗に言う白い砂糖です。ケーキやお菓子などに含まれる糖分が一番の原因になります。果物など自然なものに含まれる糖分のリスクは低いと言えます。

虫歯はこうして進行します

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初期の虫歯

C1初期の虫歯

歯の表面にはエナメル質という固い組織があります。このエナメル質が酸により溶かされている状態(C0〜C1)を「脱灰」と言います。歯の表面が白っぽくなることが多いです。エナメル質は知覚を感じないのでこの状態では痛みなどは感じません。脱灰は唾液の力やフッ素塗布などにより再石灰化を促進させ自然治癒させることも可能です。

歯の内部まで進行した虫歯

C2歯の内部まで進行した虫歯

虫歯がエナメル質内にある象牙質という組織にまで進行した状態(C2)を言います。象牙質は知覚を感じる組織なので「歯がしみる」などの症状を訴える可能性もあります。C2まで進行すると自然治癒は見込めないので虫歯部分を除去し、その大きさに合わせて詰め物や被せ物をする必要があります。

神経まで進行した虫歯

C3神経まで進行した虫歯

虫歯がさらに進行し、象牙質内にある歯の神経まで進行した状態(C3)を言います。虫歯菌が歯の神経に感染した場合「しみる」だけではなく「熱いものが痛い」「噛むと痛い」といった症状が現れます。何もしなくても痛い症状がでた場合は神経を取り除く治療を必要とします。

歯の根(歯質)が失われた歯

C4歯の根(歯質)が失われた歯

口腔内の歯が虫歯によりほとんど溶けてしまい、根っこだけになった状態(C4)です。この状態になるともう痛みを感じなくなっていることが多いです。虫歯の深さによりますが抜歯になる可能性もあります。もちろん残すことができる歯は、神経の部屋をしっかりと殺菌し、差し歯などで治療を行います。

虫歯は進行状態により治療法が変わります

虫歯にならないということが一番大切ですが、早期の発見により虫歯の進行を食い止めることが可能です。
歯の神経を残すことが歯の寿命を延ばすことに繋がります。定期的な健診をお勧めいたします。